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妙本寺(みょうほんじ)は岡山県加賀郡吉備中央町に所在する寺院。宗派は日蓮宗。山号は具足山。本尊は久遠の本師 釈迦牟尼佛〔『吉備の国寺社巡り 2011年版』 山陽新聞社/発行 2011年 38ページに記載〕。日蓮宗の西国布教の拠点となっていたことから「西身延」と呼ばれる。桃山時代建造の番神堂は国の重要文化財に指定されている。旧本山は大本山妙顕寺。奠師法縁。平成25年(2013年)日蓮宗宗門史跡に指定された。 == 概要 == 寺伝によれば、鎌倉時代中期の建治元年(1275年)に伊達弾正朝義が当地の地頭として赴任した。朝義は龍ノ口法難を目の当たりにし日蓮に帰依したと言われ、弘安4年(1281年)に居館の北東に寺院を建立したと伝えられている(一説には、創建は建治元年(1275年)とされる)。 寺院建立の前年、弘安3年(1280年)朝義は当寺院への日蓮の来訪を依頼するため身延山を訪れたが、日蓮は隠棲を理由に断り代わりに経一丸(後の日像)を使わすことを約束し開山としたと言われる。結局、日像も多忙を理由に当地訪問は叶わず、永仁元年(1293年)に京都に赴いた際に、上京した朝義と面会し大曼荼羅と三十番神を授けたという。 伊達朝義は徳治元年(1306年)66歳で死去したと伝えられる。朝義の死後の正和年間(1312年 - 1317年)日像の高弟、大覚が赴いた。大覚は当寺院を拠点に西国への布教を行った。 妙本寺近隣の寺院は概ね日蓮宗に改宗し、この地域の寺院・檀信徒は「野山法華」と呼ばれている。 南北朝時代の元徳2年(1330年)より戦国時代の元亀元年(1570年)の期間は無住であったと伝えられている。このため伽藍は大破し、天正11年(1583年)に大改修が施されたと伝わる。 毎年、4月12日と9月12日には妙本講が開催されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「妙本寺 (岡山県吉備中央町)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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